セーリングプラン
逆回りで世界一周へ
「Challenge 8」はヨットでの西回り単独無寄港世界一周を目指します。コースは強い向風と戦いながら西回りをとります。このコースは東回りと比べ難度の高いことで有名です。西回りによる世界一周航海は空気が薄い中での過酷なエベレスト登山に匹敵します。
2004年の東回りとは違い、地球の自転に対して逆らって航行する為、基本的に風、潮が向かいから来る、抵抗になる非常に苦しい帆走になります。特にケープホーンを大西洋側から太平洋側へ渡る海域は世界の難所と言われ世界中のセイラーから恐れられています。
斉藤実はヨットでの世界7周の経験と操船技術を駆使した最後の海洋冒険「Challenge8」に挑みます。ケープ・ホーンの周回成功者は世界で257回で221人でなされております、日本人でケープ・ホーンを周ったのは7人その中で4回も周ったのは斉藤実、只一人です。ちなみに、東回りは147周、西回りは110周の合計257周が単独ヨットでの周回です。
2008-2009の西回り単独無寄港世界一周航跡予定図
出航 | 2008年10月 横浜みなとみらい |
帰港予定 | 2009年5月末 横浜みなとみらい (2009年6月2日の横浜開港150周年のイベントまでに戻る予定) |
セーリングディレクション | 西回り(逆回り) |
ラムライン(航程線) | 26,500 nautical miles |
実航海距離 | 約40,000 nautical miles |
通過する海域 | 北太平洋→南太平洋→インド洋→南大西洋→南太平洋→北太平洋 |
主な帆走海域 | 日本、ニューギニア、タスマニア、オーストラリア、喜望峰(南アフリカ)、 フォークランド諸島、ケープ・ホーン(アルゼンチン)、チリの西海岸、ガラパゴス諸島の南、マルケサス諸島、マーシャル諸島の西、日本 |
航海中の難所 | ケープ・ホーン、インド洋(向かい風と荒波のため)、南オーストラリア |
出航時の年令 | 74歳と10ヶ月 |
帰航時の年令 | 75歳と5ヶ月 |