オンボードホットニュース
2008年6月9日 (Day 5) オークランド〜横浜 (4,700 nm)
Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
2008/06/10 1000時(JST/Tokyo) 、現地時間/オークランド +3時間
現在地: 28 55 S, 176 03 E
旅程: 10.5%
方向: 005
ボート・スピード: 6 kt (夜中8 kt)
24時間の航行距離: 125 nm (24時間平均速度5.2 kt)
進んだ距離: 486 nm
日本への距離: 4,214 nm
到着予定時刻: 34 days (07/12)
天候: 曇りに晴れ
波: 2 - 3 m
風: 南南東可変14-20 kt
海流: 東の方へ0.2kt
エンジン: 充電のため1500rpmで1時間
メイン: 2Pt.リーフ
ステースル: 畳まれた
ジェノア: 90%
斉藤よりイリジウム電話にて報告
斉藤は昨夜の頻繁な風の変化により疲れていましたが、整備された船のセールやリッキングのパフォーマンスに満足していました。たび重なる風の変化にもかかわらず、24時間に進んだ距離で新しい記録がでました。“Downwind”(追い風)や風の変化のなかでのこの記録はまさに素晴らしい記録といえるでしょう。(追い風は、船が遅くなり、ジャイブのフォアセールはコントロールできなくなる危険もあるという影響を及ぼします。)しかし、数時間、8Ktの激しい風で順調に進みました。
電話で話した時点のスピードは6Ktでしたが、平均速度は5.2Kt。今まで、大きな影響をもたらした低気圧や高気圧は東へ移動し、斉藤これから入る緯度には西からの貿易風が吹いています。これから数日間南東からの15〜18Ktの風が想定されます。南回帰線に着くまでの200〜300nmまでこの風の影響が続くでしょう。(南回帰線は、南半球に位置する回帰線で、南緯23度26分22秒に位置していますが、地球の軌道の変化に伴って毎年微妙な誤差があります。)
現在、海流は最大0.2Ktでそれほど強くはありませんが、250nm先、0.6Ktの逆方向となります。この逆の海流の影響で進みは遅くなるでしょう。チャレンジ・エイトの西回りを考えると船のスチールボディのパフォーマンスを知るための大切な機会でもあります。
で経度(Longitude)及び緯度(Latitude)の説明ご参考までご覧下さい。
経度(Longitude)
緯度(Latitude)
2008年6月8日 (Day 4) オークランド〜横浜 (4,700 nm)
Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
2008/06/09 1000時(JST/Tokyo) 、現地時間/オークランド +3時間
現在地: 31 02 S, 175 42 E
旅程: 7.5%v
方向: 000
ボート・スピード: 2.5 kt
24時間の航行距離: 117 nm (24時間平均速度4.8 kt)
進んだ距離: 354 nm
横浜への距離: 4,346 nm
到着予定時刻: 36 days (07/13)
天候: 所により曇り、通り雨
波: 0.5 m
風: 北北西5-10 kt , 可変
エンジン: 弱風のため早朝で利用
メイン: 1Pt.リーフ
ステースル: 畳まれた
ジェノア: 100%
斉藤よりイリジウム電話にて報告
風は主に北から吹いており、いまだ進みは少々遅い状況です。しかし、夜中に風向きが東に変わりました。
報告時点のボート・スピードは2.5Ktでしたが24時間の平均は4.8Ktでした。これより、東からの貿易風に入ると少なくとも5.0Ktの平均スピードで進むことが想定されます。貿易風の影響がでるのは約500nm先、14緯度、4日後の予定です。
2008年6月7日 (Day 3) オークランド〜横浜 to Yokohama (4,700 nm)
Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
2008/06/08 1300時(JST/Tokyo) 、現地時間/オークランド +3時間
現在地: 32 24 S, 174 05 E
旅程: 5.7%
方向: 40
ボート・スピード: 4 kt
24時間の航行距離: 68 nm
進んだ距離: 270 nm
横浜への距離: 4,430 nm
到着予定時刻: 37 days (07/13)
天候: 所により曇りv
波: 1 m
風: 12-14 kt 北北西可変
海流:東の方へ、0.1〜0.2kt
エンジン:夜中の弱風のため利用
メイン: 1Pt.リーフ
ステースル: 畳まれた
ジェノア: 100%
斉藤よりイリジウム電話にて報告
2日前に報告したレギュレーターの問題は回復し、もはやシャットオッフしません。今はエンジンをかけると、ジェネレーターに頼りきることなくバッテリーをチャージすることができます。
電話をしたときにボート・スピードは4Ktでしたが、24時間の平均スピードは2.8Ktでした。海流は西方向ですが、0.2Ktでごくわずかな影響があるのみです。
現在、ニュージーランドの沿岸地域の変わりやすい風向きと、近くにある低気圧、高気圧の影響が続き、(斉藤は)昨日の夜、安眠することができませんでした。風の方向は24時間の間に6回も変化し、そのうち3回は北からの逆風でした。
2008年6月6日(Day 2)オークランド〜横浜 (4,700 nm)
Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
6/6/08 10:00時(JST/Tokyo) 、現地時間/オークランド +3時間
現在地: 33 028 S, 174 32 E
旅程: 4.5%
方向: 20
ボート・スピード: 5 kt
24時間の航行距離: 95 nm
進んだ距離: 210 nm
日本への距離: 4,480 nm
到着予定時刻: 37 日間 (7月12日)
天候: 曇り
波: 5 m
風: 北6-10 kt , 可変
海流: 南の方へ(逆方向)0.5 - 0.8 kt
エンジン: スピードを守るためモーターセール、方向は逆風、逆海流
セール:
メイン: アップですがリーフィング知られていない
ステースル:
ジェノア:
逆風で、スピードは少し落ちましたが、5ktで進めるためにエンジンを1200rpmでかけています。24時間に進んだ距離は95nmで、昨日の119nmと比較すると短いです。
ニュージーランドの沿岸地域の風向変動で、セールや進路の調整が必要となります。現在地で互いに対立する低気圧と高気圧のため、もうすぐ入る西の貿易風エリアへはまだ途絶されています。
斉藤は南太平洋の風を良く知っていますので、低気圧や高気圧の地域が判れば風向を予想できるとの報告がありました。
近い内に「Nicole BMW Shuten-dohji III」と出航の時の写真を入手し、このサイトで紹介できると思います。楽しみにして下さい。斉藤が新しいセールやリッギング等に慣れていったら、から自身の評価及び期待できるボート・スピードについても報告致します。
2008年6月5日(Day 1)オークランド〜横浜 (4,700 nm)
Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
6/5/08 10:00時(JST/Tokyo) 、現地時間/オークランド +3時間
現在地: 35 01 S, 174 23 E
旅程: 2.5%
方向: 330
ボート・スピード: 3 - 6 kt
24時間の航行距離: 119 nm
進んだ距離: 117 nm
日本への距離: 4,670 nm
到着予定時刻: 38日間 (7月12日)
天候: 晴れ
波: 5 m
風: 南南東4-8 kt, 可変
エンジン: バッテリー充電のため
セール:
メイン: 1Pt.リーフ
ステースル: 畳まれた
ジェノア: 100%
順調に進んでいます。最初の24時間に航行距離119nm記録し、オークランドへ向かった時の記録を破りました。それにもかかわらず、追い風の下でした。風は20ktから6ktと弱くなりました。
斉藤は問題2つを報告しています:交換していないウインチをオークランドで確認しましたが、新しいセールは以前より大きいためこれらは現在は利用できていますが、変更は必要となります。
一番大切な問題はレギュレーターが削減してしまい、エンジンは充電できなくなるということです。
その対策についてオークランドに聞くとのことです。発電セットは問題がありません。
オークランドから100−200nm 離れて、風は可変ですが、もう少し進むと15kt〜20ktと速い西の貿易風の地域に入ります。
2008年6月4日 オークランド〜横浜 to Yokohama (4,700 nm)
Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
6/4/08 13:00時(JST/Tokyo) 、現地時間/オークランド +3時間
現在地: 36 22 S, 174 55 E
旅程: 7%
方向: 355
ボート・スピード: 6 - 6.5 kt
6時間の航行距離: 32.5 nm
進んだ距離: 30 nm
日本への距離: 4,670 nm
到着予定時刻: 33日間 (7月5日)
天候: 晴れ
波:
風: 20 kt 南南西
エンジン:
セール:
メイン: 1Pt.リーフ
ステースル: 畳まれた
ジェノア: 80%
午前10時にオークランドから出航。先日歓送会をしてくれた友人が見送りに来てくれました。
オークランド港を出て南南西から20kt(kt=ノット;1kt=1.85q/h)の強い風が吹き、午後4時までに既に32.5nm進みました。その時メインセールは1ptリーフでジェノアは80%の状態、スピードは6〜6.5ktと好調でした。
「船の状況は絶好調で問題はない」と斉藤は報告しています。
イリジウム電話は少しディレィがありましたが、Clearpoint Weatherのおかげで通話には問題ありません。
6:00AMと1:00PM(日本時間)の間に何回もロッス・マスタース氏とイリジウム電話にて会話。