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航跡情報

2008年7月14 日 (Day 40) オークランド〜横浜 (4,700 nm)

Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
2008/07/14 0700時(日本時間)
現在地:  26 59 N, 141 47 E
旅程: 88.4%
方向: 350
ボート・スピード: 4.0 kt
過去24時間の航行距離: 112 nm (24時間平均速度4.7 kt)
これまでの航行距離: 4,242 nm
横浜までの距離: 480 nm
到着予定時刻: 4.0日/7月18日(平均速度5.0 kt)
天候: 所により曇り、通り雨
波高: 1.5 m東から
風: 北東 6-8 kt
海流:東から0.3 kt
エンジン: エンジン利用(1,000〜1,200rpm)
- セール -
メイン: 1-Pt.リーフ(縮帆)
ステースル: 100%
ジェノア: 妨害されたシステムのため畳まれた

斉藤よりイリジウム電話にて報告
高気圧が広がっているので、空は一部曇っています。斉藤のポジションにおける天気は、 基本的にはもう東京と同じです。航海も残すところ4日となりました。全て順調です。「Nicole BMW 酒呑童子III」が横浜ベイサイドマリーナへ入港する準備も整いました。 到着予定日は7月18日午前10時で、その後横浜ベイサイドマリーナに5日間ほど係留予定です。

追加コメント
ホーム・ストレートに入っていると熱帯性低気圧の一種である熱帯性暴風が台湾近辺で発達中との報告がありました。CNNによると、この低気圧が発達して台風になる可能性が高いそうです。万が一台風が発達し、斉藤の方へ向かってきた場合、彼はその前に横浜へ到着しなければなりません。もちろん、必要が生じれば退避可能な港は、航路に沿った島々に何箇所もあります。斉藤のポジションは低気圧の中心から約750nm離れた地点となっています。

航海中の写真

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2008年7月13日 (Day 39) オークランド〜横浜 (4,700 nm)

Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
2008/07/13 0700時(日本時間)
現在地:  25 20 N, 142 48 E
旅程: 86.3%
方向: 325
ボート・スピード: 5.0 kt
過去24時間の航行距離: 122 nm (24時間平均速度5.0 kt)
これまでの航行距離: 4,143 nm
横浜までの距離: 599 nm
到着予定時刻: 4.9日/7月18日(平均速度5.0 kt)
天候: 所により曇り、通り雨
波高: 1.5 m東から
風: 北西 10 kt (逆風)
海流:東から0.3 kt
エンジン: エンジン利用(1,400rpm)
- セール -
メイン: 1-Pt.リーフ(縮帆)
ステースル: 100%
ジェノア: 妨害されたシステムのため畳まれた

斉藤よりイリジウム電話にて報告
小笠原諸島付近で高気圧が広がっているため、風は逆から吹いていて、弱く及び変わりやすくなる状態です。現地時間午前7時に小笠原諸島、母島の南70にいました。(斉藤の現地時間が日本時間と同じになりました。)

追加コメント
今週末(7月19、20日)、横浜ベイサイドマリーナでの船体の清掃と整備の準備が着々と進んでいます。ボランティアも集まり始めています、また19,20日のうち1日もしくは2日参加してくださる方がいらっしゃいましたら、サイトウ・チャレンジ8事務局のハンター(ftf@gol.com)までご連絡ください。ボランティアの方、まだまだ募集中です。海外にいらっしゃる方は残念ですが、このボランティア作業には楽しみとご褒美が待っています。

航海中の写真

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2008年7月12日 (Day 38) オークランド〜横浜 (4,700 nm)

Saito Challenge 8 ボート移動
Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
2008/07/12 0700時(日本時間)
現在地:  23 25 N, 143 25 E
旅程: 83.7%
方向: 353
ボート・スピード: 4.5 kt
過去24時間の航行距離: 123 nm (24時間平均速度5.1 kt)
これまでの航行距離: 4,021 nm
横浜までの距離: 706 nm
到着予定時刻: 6.9日/7月17日(平均速度5.2 kt)
天候: 所により曇り、通り雨
波高: 1.5 m東から
風: 西北西 10 kt (逆風)
海流:西から0.3 kt
エンジン: エンジン利用(1,400rpm)
- セール -
メイン: 1-Pt.リーフ(縮帆)
ステースル: 100%
ジェノア: 妨害されたシステムのため畳まれた

斉藤よりイリジウム電話にて報告
斉藤のいる海域で高気圧が発達してきたため、(ここ5日間の低気圧は昼頃までに去るでしょう)風が弱まり、方向が定まらなくなってきました。燃料・オイル共に問題はなく、1400rpmで機走中。斉藤は到着予定日を19日と言っていましたが、斉藤が平均5.0kt平均で進むとして計算すると、17日が航海最終日、18日朝に到着すると予想できます。

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2008年7月11 日 (Day 37) オークランド〜横浜 (4,700 nm)

Nicole BMW Shuten-dohji III - スキッパー斉藤実
2008/07/11 0800時(JST/Tokyo) 、現地時間/オークランド−1時間
現在地:  21 27 N, 144 00 E
旅程: 81.2%
方向: 345
ボート・スピード: 5.5 kt
過去24時間の航行距離: 137 nm (24時間平均速度5.7 kt)
これまでの航行距離: 3,900 nm
横浜までの距離: 835 nm
到着予定時刻: 6.9日/7月17日(平均速度5.2 kt)
天候: 雷雨が続く、強風
波高: 2.0 m東から
風: 南南西 20-25 kt
海流:西から0.3 kt
エンジン: エンジン利用(1,000rpm)
- セール -
メイン: 2-Pt.リーフ(縮帆)
ステースル: 70%
ジェノア: 妨害されたシステムのため畳まれた

斉藤よりイリジウム電話にて報告
次々と雷雨がやって来ます。昨晩は2つ遭遇しました。電話で話している最中には斉藤の頭上には青空が広がり、水平線を見渡しても入道雲の1つも見えませんでした。しかし、予報では、今後4日間の雨及び雷雨の確率は100%となっています。

追加コメント
雨ばかりの毎日ですが、日本到着が近づき斉藤の気分は晴れやかです。慣れ親しんだ海に戻った斉藤は、引き続き良いペースで艇を進めています。 斉藤が次に通過するのは、260nm先の硫黄島です。硫黄島は小笠原諸島の最南端に位置し、昨夏、正式名を「いおうじま」から「いおうとう」へ変更しました。これは第二次世界大戦(そしてもちろん、クリント・イーストウッドの名作「硫黄島からの手紙」)以前に使用されていた名称です。

米国のJohn P氏から質問が届きました。 「方角345度にて機帆走中」などというのはどういう意味ですか?」 これは、「鉄製のセール(即ちエンジン)」と通常のセールの両方を使用することです。斉藤は通常エンジンの使用を好みませんが、今回は日本到着予定日の直後から様々なイベントが予定されているので、時間を気にながら航海しなければならないのです。 到着直後の週末には20数名のボランティアによる艇のクリーニング・修理。その後多くのインタビューや会合が既に予定されています。

エンジンを使用するのは、風が弱い時、若しくは風向きが好ましくない時です。今回の場合、南からの風は基本的に「Nicole BMW 酒呑童子 III」の後方から吹く風になり、セーリングには好ましくないものとなります。理想的なのはポート(左舷)またはスターボード(右舷)を越えて吹いてくる風で、好ましいだけでなく、予定外のジャイブ(帆の向きが変わること)の危険が無いという点で安全でもあります(風向きが船尾を挟んで頻繁に変わりすぎるとブームがバタバタと動き装備が損傷する危険もありますが、何よりの問題は風が弱い時の困惑感ではないでしょうか)。

とにかく注意深い舵取りが不可欠となりますが、単独航海で長時間に渡り舵を取り続けるのは困難な仕事に他なりません。 「進路345度」とはコンパスの方角です。これは斉藤が真っ直ぐ横浜へ進むための方角ですが、海流や風の変化を考慮して調整を行います。斉藤はこの海域を熟知しているので、小笠原諸島を通過するコースを取りました。小笠原諸島のほとんどは東京都なので、斉藤の「東京到着」はもうすぐということになります。この辺りまで来れば、現在使用しているイリジウム衛星電話ではなく通常の携帯電話による通話も可能となるでしょう。

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